「WEBマーケティング・コンバージョン率の改善」

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WEBマーケティングにおいて、コンバージョンという用語はよく耳にします。
もちろんコンバージョンに限らず、WEBマーケティング用語にはやたら英語が混じっているので分かりにくい感があるのも確かです。
ちなみに私たちが何気なく日頃口ずさむ流行の音楽にも、やたら英語が混じっていますね。
それはともかく、ここではWEBマーケティングの最終ゴールともいえるコンバージョンとコンバージョン率の改善についてご紹介します。

WEBマーケティングの最終ゴールともいえるコンバージョンについて

まずはコンバージョンについてですが、日本語にすると「転換」や「変換」という意味合いになります。
ですのでWEBマーケティングの業界では、「これまで投資したコストが成果に転換する」とか「見込み客から顧客に変換する」という意味合いでコンバージョンという用語がよく使われます。
そうしたことからWEBサイトの運営者が、サイトから得られる最終成果や目標をコンバージョンと設定するのが通例です。
その代わり最終成果ともいえるコンバージョンは、WEBサイトによっても多少異なります。
例えばオンラインショップであれば、商品の購入がコンバージョンです。
一方コミュニティーサイトや情報提供が目的のサイトであれば、お問い合せや予約・会員登録・資料請求等がコンバージョンということになります。
そしてコンバージョン率とは、サイトを訪れた人の中で何人がコンバージョンに至ったのか?という割合をいいます。
こうしたコンバージョンとコンバージョン率について、もう少し詳しくご紹介してみたいと思います。

直接コンバージョンと間接コンバージョン

サイト運営者の最終目標がコンバージョンだと申しましたが、それに至るプロセスも様々です。
結果的には最終目標のゴールに到達したものの、それに至る過程において直接コンバージョンと間接コンバージョンの二通りに分けることもできます。
それは、ユーザーのニーズによって異なるのです。
例えば○○の商品が欲しい!と思っているような明確な顕在化したニーズを持ったユーザーならば、広告や外部リンクを通してサイトに流入した後に、そのまま購入や会員登録というコンバージョンに至ります。
一方○○の商品が欲しい!といった明確なニーズはないものの、良さそうな商品があれば購入する!といった潜在ニーズを持ったユーザーの場合です。
その場合には、広告等からサイトに流入したものの、その時はコンバージョンには至らないというケースが大半です。
ところが他のサイトの商品やサービスと比較しながら、やっぱり以前見た商品やサービスが良いなあ!ということで、再度サイトに流入してコンバージョンに至るというケースです。
こうした場合、前者を直接コンバージョンといい後者を間接コンバージョンといいます。

コンバージョンとコンバージョン率の見方

コンバージョンが最終ゴールともいえる売上に繋がるので、サイトの運営者からすればその数値をできるだけ上げる必要があります。
そこで、コンバージョン率を調べる必要が出てくるのです。
それはどうしてなのでしょうか?
ちなみにコンバージョン率とは、サイトを訪れた人の中で何人がコンバージョンに至ったのか?という割合だということはすでに申しました。
このコンバージョン率を調べることで、コンバージョン数を上げるためサイトを見直す必要性が出てくるからです。
そこで、AサイトとBサイトという2つのWEBサイトを例に挙げてご紹介みたいと思います。

コンバージョン数アクセス数コンバージョン率
Aサイト5010005%
Bサイト2525010%

これらの数値を見ると、Aサイトの方がコンバージョン数自体は2倍あります。
ところがコンバージョン率を見ると、Bサイトのほうが2倍となっています。
これら2つのサイトのコンバージョン率を調べると、以下のようなことが分かるのです。
Aサイトは、コンバージョン数自体はBサイトの2倍ですがコンバージョン率は半分しかありません。
一方Bサイトはというと、Aサイトの2倍のコンバージョン率となっています。
そうなるとAサイトは、Bサイトよりもコンバージョンに繋げる力が弱いということがいえます。
ですので、今後Aサイトはコンバージョンに繋げる力を強めていく必要があります。
一方Bサイトは、アクセス数さえ増やせばコンバージョン数も上げることが可能になるということが分かります。
いずれにせよ、コンバージョン率を上げることが一番大切ということも分かります。

コンバージョン数、及びコンバージョン率を上げるには?

すでにご紹介したように、サイトの最終ゴールともいえるコンバージョン数を上げるにはコンバージョン率を調べる必要があります。
そうすることでサイトの問題が分かりますし、さらにコンバージョン数を上げる努力や工夫が生まれるからです。
ここではそうしたコンバージョン数やコンバージョン率を上げる方法についてご紹介します。

サイトのアクセス解析にはグーグルアナリティクスがオススメ

コンバージョン数やコンバージョン率を上げるには、サイトの問題点を調べる必要があります。
それには、サイトのアクセス解析が必要になってきます。
そこでサイトのアクセス解析を行う専用ツールですが、無料で利用が可能なグーグルアナリティクスが断然オススメです。
このグーグルアナリティクスを使うと、かなり複雑なデーターを収集することが可能です。
それではどうして無料なのか?ですが、やはり良いサイトを増やすため!というのが通説となっています。
何せグーグルの理念自体が、「ユーザーの利便性を高める」ということを掲げながら様々なサービスや機能を提供し続けていますからね。
ですのでSEO対策についてもより良いコンテンツを提供するサイトが、どうしても検索上位に入るようになっています。
ところで、肝心のどのようなデーターが収集できるのか?簡単にご紹介します。
・サイトを訪れているユーザーの属性(性別・年齢・地域・興味や関心ごと)
・ユーザーがどのサイトから訪れてきたのか(広告・検索サイト・外部リンク)
・サイトに訪れた際に、最初に見たページはどこか
・サイト内でどのページを最も多くのユーザーが見ているのか
・コンバージョン数やコンバージョン率

アクセス解析を行えば、サイトの問題点やコンバージョン率の改善点が見つかる

コンバージョンは、運営するサイトによって異なることはすでに申し上げました。
それこそオンラインショップであれば、商品の購入が最終ゴールです。
しかしながら、商品の購入数をさらに上げるためにはサイトの問題点をもっと調べる必要があるのです。
例えばグーグルアナリティクス等のアクセス解析ツールを使えば、コンバージョン数だけでなくコンバージョン率も調べることができます。
それについてはすでにご紹介しましたが、コンバージョン数を上げるサイトの改善が必要かどうかも分かるようになります。
あるいはコンバージョン数についても、商品の購入だけでなく商品をカートに入れた数までデーターが収集できるようにします。
そうすると商品をカートに入れたけれど、商品購入にまでは至らなかった!というユーザー数も把握することができるようになります。
さらには商品カートにまでは入れたけれど、どうして商品購入にまで至らなかったのか?といった問題点を見つけることができます。
それには、商品カートに入れた後の入力フォームでの問題的が考えられます。
もちろんそうなると、入力フォームの最適化という改善点が浮上するようになります。
何せ、入力フォームがくどい!面倒くさい!というユーザーも多いですからね。
以上のようなサイトの改善努力をすれば、より多くのユーザーをコンバージョンへと繋げることが可能となります。
それらは最終結果として、より高いコンバージョン率の数値となって表れてくるに違いありません。

まとめ

サイトを運営する上で、コンバージョンとコンバージョン率を把握することはとても重要です。
とりわけコンバージョン率を高めることが、よりよいサイトの改善に繋がります。
またコンバージョン率を上げる手段として、何よりもユーザーのアクセス数を増やすことが先決です。
WEB広告やSEO対策・SNSからのアクセス獲得等を利用しながらコンバージョン率の上昇、あるいはよりよいWEBサイトを目指していただきたいと思います。