オンラインで着物着付け教室ってできるの?

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着付けは細かい作業だという印象があるので、オンラインの着付け教室は難しいと考える人が多いかもしれません。しかし実際には大手の着付け教室をはじめ、いろいろな着付け教室がオンラインの講座を開講しています。こちらでは着付け教室の開業を検討している人に向けて、オンラインの着付け教室を運営する上でのポイントなどを詳しく解説しています。

オンラインの着付け教室は需要が高い!?

オンラインの着付け教室は難しいのでは…と思う人もいるようですが、実は意外と需要が高いです。
実際にオンラインでの着付け教室を開口しているところもたくさんあります。

着付けを学びたいと考える人が増えている

少し前から着物ブームは続いていて、着付けを学びたいという人は未だに意外と多いのです。
しかし費用が高そうなイメージがあること、着物を買わなければならないという先入観があることなど、敷居の高さを感じて入会できない人も少なくありません。
オンラインでの着付け教室であれば、こうした不安を感じることなくレッスンを受けられるので、ユーザのニーズを満たすことができます。

オンラインの着付け教室を開講するメリット

どこからでも受講できるので海外の人も入会可能

オンライン着付け教室のメリットは、なんといっても「どこからでも受講できること」です。
ほかのオンライン教室でも同じかと思われますが、着付け教室の場合、海外で着付けを学びたいという人が意外と多いので、海外からの入会が期待できます。
着付けを学びたい外国人も多いですが、海外に住んでいる日本人が現地で着物を着るために着付けを学びたがっているのです。
日本の信頼できる着付け教室のレッスンを自宅で受けることができるのは、海外在住の日本人にとって大きなメリットがあります。

着付けに使う荷物の運搬が不要

着付け教室では、着付けに必要な着物や小道具一式を貸し出してくれるので、手ぶらでレッスンを受けることも可能です。
しかし師範の資格など上のレベルを目指そうとする人は、着物や道具を揃えているのでスーツケースを引いてレッスンを受けに行く人もいます。
雨の日などはかなり大変なのですが、オンラインの着付け教室であれば重い荷物を持って行かなくても、自宅で手軽にレッスンを受けられます。
こちらもオンラインの着付け教室における大きなメリットです。

受講費用を安価に抑えられる

着付け教室を開講するためにレッスン場所を借りる必要がある場合、オンラインでレッスンを開講することで経費を大幅に抑えることができます。
ある程度の人数が入る教室を借りる場合、敷金礼金や前家賃を含めると100万円近い費用がかかることも珍しくありません。
しかしオンラインの着付け教室であれば、数万円で開講することも可能です。

オンラインの着付け教室を開講するデメリット

オンラインで着付けは習得できないとう先入観を持つ人がいる

着付けは「おはしょり」のちょっとした調整など、微妙な作業が大切なので、オンラインで学ぶことは難しいと考える受講生もいると思われます。
こうした先入観から集客が難しい場合がある点は、デメリットのひとつです。

手取り足取り指導することができない

対面でのレッスンなら、ちょっとした調整などをさっとその場で教えることができますが、オンラインだと口頭や自分の着付けで説明しなければならないので、オンライン向けのテクニックが必要になります。

同業他社との競合が激しいため差別化が重要

オンラインの着付け教室はすでに数多く開講されていて、その中には大手の着付け教室や呉服店も含まれます。
今からオンラインの着付け教室を開講する場合は同業他社との差別化が重要です。

オンラインで着付け教室を提供しているサイト

・きもの着方教室 いち瑠
https://ichiru.net/online_lp/?utm_source=adwords_sx&utm_medium=cpc&gclid=Cj0KCQjwqrb7BRDlARIsACwGad6QHeGJwfBjk3P4ez8pd2CAurigiHvHB6tNhfEmgVMcLf1c9vf3B04aAo-gEALw_wcB

・きものレンタルWargo
https://kyotokimono-rental.com/lesson/online_lesson

競合に勝つべく差別化を図る上でのポイント

同業他社との差別化を図り、オンラインの着付け教室を成功させるためするべき対策を考えてみましょう。

eラーニング的とzoom、両方の講座を用意する

オンラインの着付け教室は、通わなくても自宅で手軽に受講できる点が1番のメリットです。
しかしzoomなどオンラインでの対面講座の場合、レッスンの時間が決められているので、スケジュールが合わないと受講することができません。
時間が読めない人のために、eラーニング的なレッスン動画を用意しておけば、いつでも気軽に受講できます。
この動画はzoomで受講した人の復習用にも活用できるので、オンラインでも何度も重ねて練習することで、しっかり着付けの技術を身につけられます。

LINEグループを作って質疑応答の場を設ける

zoomのレッスンであれば、疑問点をそのレッスン内で質問することができますが、動画レッスンの場合はすぐに質問をすることができません。
質問はメールで質問を受け付けているオンラインの着付け教室が多いですが、LINEでもっとタイムリーに質疑応答できると、生徒がストレスなくレッスンを進められます。

競合しない独自の企画を考える

ほかのオンライン着付け教室が行っていないサービスや企画を提供することで、差別化が図れます。
オンラインのプランだけれど希望者には対面でのレッスンを行う、着付けレッスンだけでなくお茶の作法を触りだけ教えるなど、付加価値をつけると集客につながりやすいです。

オンライン着付け教室の集客方法

オンラインの着付け教室は、集客もインターネットを活用するのが有効です。
より入会につながりやすい集客方法にはどのようなものがあるでしょうか。

「この人に習いたい」思われる講師を目指す

たくさんいる着付け講師の中で、「この人に習いたい」と思わえる魅力を持った講師を目指しましょう。
若い人とターゲットにするならモダンな着物のセンスを磨き、「今風の着付けができる講師」をアピールするのもよいと思います。
ほかにも、初心者がオンラインでもすぐに着付けできるようになる、教え方が上手な講師というアピールもよいでしょう。
ほかにはない魅力を持った講師であれば、おのずと生徒も集まってきます。

SNSを活用する

SNSは集客や販促にとても便利なツールです。
着付け教室のPRをしてもよいですし、天気や季節に合った着物をアップしたり、素敵な帯留めを紹介するなど、ちょっとした着物の豆知識をアップすることで、たくさんの人に着付けを知ってもらい、興味を持ってもらえます。
より多くの人に着付け教室の存在を知ってほしいのであれば、SNSに広告を出すのもひとつの方法です。
広告は有料になりますが、プランによっては比較的安価で打ち出せるものもあります。

ブログで着付けの楽しさを伝える

より着付けの魅力を知ってもらい、着付け教室の入会につなげるために、ブログを立ち上げるのも有効です。
SNSではあまり長文を掲載しても読んでもらえないことが多いですが、ブログなら長文でも読んでもらえます。
着物の種類や歴史など投稿して、着物や着付けに興味を持ってもらいましょう。
またSNSと紐付けることによって、アクセスアップが図れます。

コロナ渦を逆手に取って受講生を獲得できるかが要!

オンラインの着付け教室はすでに多くあるので、いかに集客できるかが重要になります。
競合が激しいけれど、コロナ渦でオンラインの教室を希望している人が増えているので、今からでも生徒を集めることは可能です。
対面での教室を開講していて、今後オンラインの着付け教室も展開したいきたい方も、これから初めて着付け教室を開業しようとしている方も、ぜひ前向きに集客に取り組んでください。