Google広告の審査の内容と審査前の確認、及び対処法

「Google広告の審査の内容と審査前の確認、及び対処法」のアイキャッチ画像

単に Google広告といっても1種類だけではありません。Google広告を大きく分けると、5種類ほどあります。どのような広告があるのかと申しますと、
Googleリスティング広告(別名:GSN)」や「Googleディスプレイ広告(別名:GDN)」・「Google動画広告(YouTube)」・アプリ広告・ショッピング広告などです。ここではこれらのGoogle広告を出す際に、注意しないといけない審査について詳しくご紹介いたします。

Google広告の審査とは?

WEB広告の初心者の方であれば、どうしてお金を出して広告を出すのに審査があるの?と疑問に思うかもしれませんね。確かに無料で広告を出してもらえるのであれば、「いろいろと条件があっても仕方がない」と我慢することもできます。それではどうして広告審査が行われるのか?その理由ですが、WEB広告が円滑に、そして何よりも安全に運営されるためといった理由からです。例えば国内で販売が禁止されているものがWEB広告に利用されたら大変です。
あるいは、本来の商品と違う商品が販売されているというのもよろしくありません。そうしたことからもガイドラインに乗っ取った上で、WEB広告が運営されないといけません。ちなみにWEB広告に限らず、ルールやガイドラインというのはどんな組織にも存在するものなので不思議な話ではありません。ですから仮にGoogle広告のガイドラインに違反した場合には、審査を通過することはできませんしWEB上に公開されることもありません。ここではそうしたWEB広告の中でも、Google広告の審査についてご紹介いたします。

Google広告の具体的なガイドラインとは?

グーグルでは、Google広告の具体的なガイドラインや審査方法については、以下のアドレスにアクセスすると詳しく知ることができます。
「Google 広告のポリシー」
https://support.google.com/adspolicy/answer/6008942?hl=ja
この広告のポリシーとは、ガイドラインのことを意味しています。
「広告の審査プロセスについて」
https://support.google.com/google-ads/answer/1722120?hl=ja

どのようなものが審査対象となるのか?

Google 広告の審査対象となるのは、キーワードや見出し・広告文(説明文)・バナー・画像・動画・広告のリンク先などです。要するに、広告内の全ての項目が審査対象なのです。言い換えれば、広告を見るユーザーの目に触れるもの全部ということになります。それこそ冒頭でご紹介したように、「国内で販売が禁止されているもの」あるいは「本来の商品と違う商品」。こうした問題からユーザーを守ろうとするグーグル社の配慮といえるのではないでしょうか。

審査に合格するには?

審査に合格するには、いくつかのポイントをクリアーする必要があります。例えばキーワードですが、広告文との関連性が重視されます。ですから広告文と関連性の低いキーワードだと、審査にも通りにくくなります。そして見出しや広告文によく見受けられる違反例ですが、見出しを強調させたいがために「!!!」「★★★」といった記号の連続使用は違反となります。あるいは若い方によく見受けられる顔文字もNGです。さらには「No.1」とか「最高」「最大」といった最上級表現もNGとなります。ちなみにこうした最上級表現はNGなので、商品のメリットを伝えるような工夫をするとよろしいかと思います。
また「Google 広告のポリシー」にも掲載されていますが、WEBサイトの責任者の住所や電話番号は、キチンと明記するようにしましょう。万が一明記されていない場合には、ポリシー違反となります。さらには健康食品や化粧品など、効果が分かりにくい商品に対する効果や効能を過大宣伝するのもポリシー違反となります。例えば薬事法に違反する可能性のある表現を挙げると、「体内の脂肪を燃焼する効果がある」「血液をサラサラにする効果がある」「ニキビの跡が消える」などです。
その他にも禁止コンテンツには、不正行為を助長する商品やサービスなども挙げられます。具体例では、ハッキング方法を説明するものや受験代行サービスなどです。それからポリシーで禁止はされていませんが、制限されているコンテンツもあります。例えばアダルト関係です。ただしこうしたアダルト関係の場合、未成年者を対象から除外するだけで許可されるケースもあります。あるいはアルコール・金融や投資関係のサービスなども制限されているコンテンツとなります。
そして著作権で保護されているコンテンツや政治に関するコンテンツなども、制限事項が多いので審査に落ちる可能性が十分にあります。

広告出稿後の審査状況を確認するには?

  • Google広告にログインします。
  • 左側にあるページメニュー欄の「広告と広告表示オプション」をクリックして、広告のリストを表示します。
  • 表示された広告のリストの中で、上段メニューの「ステータス」という列を見ると、「審査中」なのか「有効」なのかが分かるようになっています。

ですから例えば「審査中」となっていれば、今広告は審査中なので、「有効」という表示にならないと広告も表示されません。一方「有効」となっていれば、ユーザーにも広告が表示されるようになります。こうした「有効」や「審査中」という表示は、あくまでも審査前のステータス欄に表示される言語になります。一方審査後のステータス欄の表示は、「承認済み」か「不承認」になります。ですから審査後に「不承認」になると、Google 広告ポリシーに違反しているので掲載されません。

審査に落ちた際の対処法について

Google広告を出稿する際に、審査となる項目についてはすでにご紹介した通りです。それでは万が一、審査に通らずに落ちた場合にはどうしたらよいのでしょうか?ここでは審査に落ちた際の対処法についてご紹介いたします。

審査に落ちた理由を確認する

Google広告を出稿する際には、例えお金を支払う側であっても厳しく審査をされます。ですから万が一、審査が通らなかった場合には、審査に落ちた理由をシッカリと確認する必要があります。やはり不合格の理由が分からないことには、何かしらの対策を打つこともできません。そこでもしGoogle広告に落ちた場合には、管理画面から確認することができます。あるいはポリシーマネージャーからも確認をすることが可能です。
ちなみにスタ―タス欄が「不承認」となっている広告の場合、広告文やキーワード・リンク先などがGoogle広告ポリシーに違反しているケースがよくあります。またそれでも審査に落ちた理由が分かりにくいという場合には、管理画面の上段メニューにある「ヘルプ」から問い合わせのメールやチャットをすることができます。さらには電話で問い合わせをすることも可能です。電話だと、詳しい理由を担当者から口頭で説明してもらうこともできます。

違反箇所を修正して再提出する

すでに申し上げたように出稿したGoogle広告が審査に通らなかったら、まずは落ちた理由をキチンと把握する必要があります。こうした審査に落ちた場合には、その後の大まかな流れとしては対象となる広告の違反理由を調べて、修正・再審査という流れになります。そして違反箇所を修正する方法ですが、管理画面の「広告と広告表示オプション」から修正することができます。
修正が完了したら改めて再審査の申請をする必要があります。この申請方法については、編集して保存ボタンを押すだけで構いません。保存ボタンを押したら、自動的に保存されて再審査の申請もそのまま自動的に行われます。

まとめ

Google広告の審査方法や対処法についてご紹介しました。とりわけ広告の出稿に慣れていない間は、何かしらのポリシー違反やガイドライン違反で審査落ちしやすくなります。しかしながら審査落ちの箇所やポリシーを確認することで、必ず対処法が見つかるハズです。またもし自力で見つけることができない場合には、ヘルプ欄からサポート窓口に問い合わせることもできます。焦らずに対処できるようになれば、自ずと広告の出稿も失敗しなくなるに違いありません。