WEBマーケティング・集客から効果測定までの手法

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2010年以降は、インターネット上の市場競争が激化しているためWEBサイトを立ち上げるだけでは顧客をつかむことはできません。
そのため、様々なWEBマーケティング手法を駆使する必要があるのです。
とはいっても様々なWEBマーケティング手法は、集客施策・接客施策・再来訪(リピーター)施策・効果測定のいずれかに該当します。
そこで集客方法から効果の測定に至るまでの様々なWEBマーケティング手法をご紹介いたします。

集客施策

冒頭で申しましたようにWEBマーケティングの具体的な手法は、集客・接客・再来訪・効果測定の4つの施策に分類することができます。
何度も申しますように、より多くの顧客を集めた上で何度も訪問を促しながら自社の商品やサービスに信頼や愛着を持ってもらうことが必要です。
そして顧客ロイヤリティーが高まると、リピーターも増えるしより高価な商品やサービスを買ってもらうことも可能となります。
さらには各施策の効果測定も行いながら、次回に活かす必要もあります。
そこでまずは、最も大切なお客さんを集めるためのWEB上の集客施策についてご紹介します。

SEO対策

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジンの最適化という意味合いになります。
つまりはグーグルやヤフーなどの検索サイトで、自社サイトを上位に表示させるための取り組みです。
それでは、どうして上位に表示させる必要があるのでしょうか?
それは上位に表示させるほど、お客さんが自社サイトを見てくれるからです。
それはご自分がグーグルなどで、何か調べものをしたい時に利用することを連想すれば理解しやすいと思います。
きっと誰もが、2ページ目以降は見ないのではないでしょうか?
そこでSEO対策の具体例ですが、以下の3つのポイントを踏まえる必要があります。
1つ目は、質の高いコンテンツの作成です。
というのはグーグルは、質の高いコンテンツをユーザーに提供できるサイトを高く評価してくれるからです。
2つ目は、内部対策です。
具体例では、グーグルの検索エンジンのクローラーロボットが巡回しやすいように、サイト構成も分かりやすくする必要があります。
あるいはサイトのURLを見ただけで、内容が分かるようなURLへと適正化も必要です。
さらには、検索エンジン側に自社サイトが何のサイトなのかを伝えるための適切なキーワードも自社サイト内に盛り込む必要があります。
3つ目は、外部対策です。
例えば自社サイトのコンテンツが濃い内容であれば、他サイトからも詳しい情報が掲載されているページとしてリンクされやすくなります。
こうした他サイトからのリンクを集めることが、代表的な外部対策として挙げることができます。

WEB広告を利用する

従来のマーケティング手法といえば、テレビや雑誌等に高額な広告費を支払って宣伝するというのが一般的でした。
ところがWEBマーケティングでは、わずかなWEB広告費で集客できるというメリットがあります。
そこで具体例ですが、SEO対策と同様に検索サイトで上位に表示させられるのがリスティング広告と呼ばれるWEB広告です。
有名なリスティング広告では、ヤフープロモーション広告やGoogle AdWordsなどが挙げられます。
その他にも、アフェリエイト広告やアドネットワーク広告・SNS広告もあります。
さらにはWEB広告とは直接的な関係はありませんが、SNSに自社の公式アカウントを作成してユーザーとのコミュニケーションを取りながら、自社サイトにアクセスを促すというソーシャルメディアマーケティングも集客施策の一つです。

接客施策

自社のWEBサイトへの集客が成功したら、その後WEBサイト内で商品購入やサービス提供といったコンバージョンに繋がれば言うことなしです。
ところが実際には、そんなに簡単なものではありません。
そこで必要になる施策が、サイトの入り口となるページを最適化するための施策、つまりはランディングページの最適化です。
あるいはサイトに来てくれているユーザーに、リアルタイムでチャットを送ったりクーポンを発行したりする施策が必要になるのです。
ここでは、こうした接客施策についてご紹介します。

ランディングページの最適化

WEBマーケティングにおけるランディングページは、サイトの入り口というよりも購入に至る販売促進用のページとして利用されます。
例えばリスティング広告やバナー広告をクリックしたら、縦長1ページの商品購入サイトに飛ばされた経験があるかと思います。
こうしたランディングページは、ユーザーが最初にたどりつく入り口であると同時に、商品やサービスの購入もできる出口のページでもあるのです。
ですからそのランディングページで、ユーザーが商品やサービスの購入に至らない場合、あるいは途中でサイトを離脱した場合には最適化が必要になるのです。
とりわけランディングページは、ユーザーが探している情報を十分に得られるようなものでないといけないし、有益な商品やサービスでないといけません。
例えばランディングページのデザインが悪かったり、商品やサービスの説明が不足していると購入に至らなかったり途中で離脱する可能性があります。
さらにはランディングページ内のコンテンツが、最終目標でもある商品やサービスの購入にうまく導くものでないといけません。

入力フォームの最適化

ユーザーが自社サイトを訪れた後、商品やサービスを購入するためにお買い物カートをクリックします。
その後、住所や名前・電話番号等を入力する際に利用するのが入力フォームです。
この入力フォームに必要事項を入力する際に、入力するのが面倒!と感じれば商品やサービスの購入には至りません。
こうした購入に至らない数は、カートをクリックした数が10割としたら7割~8割もあるといわれています。
せっかく商品やサービスを購入しようとしているのに、入力フォームに住所等を入力している途中で7割~8割の人が断念しているということになります。
そのためそうした離脱したユーザーを取り逃さないようにするためにも、入力フォームの最適化という施策が必要なのです。
具体例では入力箇所を減らしたり、住所の自動入力・エラーを無くす等の施策が挙げられます。
こうした接客施策以外にも、WEB接客ツールを使ったフォローも大切です。

再来訪施策と効果の測定方法

再来訪施策とは、その文字のごとく自社サイトに訪れてくれたユーザーの再来訪を促す施策です。
また、一度でも商品やサービスを購入してくれたお客さんをリピーターに育てることも大切です。
もちろんリピーターに育てるためには、商品やサービスを気に入ってもらい安定した販売サイクルができるようにしないといけません。
ここではそうした再来訪の施策やWEBマーケティング手法の効果を測定する方法についてご紹介します。

リターゲティング広告とメールマーケティング

WEBサイトに訪問してくれたお客さんに、広告を配信して再来訪を促す施策としてよく利用されるのがリターゲティング広告です。
例えばWEBサイトにアクセスすると、プラウザにクッキーと呼ばれる情報が付与されます。
そのクッキーを持っているユーザーにだけ、広告を配信するという施策になります。
また自社が保有しているお客さんのメールアドレスに、メールマガジンやステップメールなどを送って自社のWEBサイトへのアクセスを促すという方法もあります。
ただし多くのユーザーに一斉配信するメルマガ配信とは違い、一人一人の会員に最適化されたメールを送る必要があります。
こうしたメールマーケティングも再来訪を促す施策ではよく利用されます。

各WEBマーケティング手法の効果の測定方法

WEBマーケティングでは、今回ご紹介したようなWEBマーケティング施策の効果を測定することも大切です。
これは何事にも言えることなのですが、いわば反省のようなものに相当します。
ですからWEBマーケティング施策の効果を測定することで、その結果見出された改善点を今後の手法に反映することも大切です。
その具体例としては、アクセス解析やユーザーテストが挙げられます。
例えばアクセス解析では、ページごとのアクセス数や滞在時間・離脱率等を調べることができます。
またユーザーテストでは、ユーザーに自社サイトを閲覧したり利用してもらうことで課題を見つけることができます。

まとめ

WEBマーケティングでよく利用される手法や施策についてご紹介しました。
今回ご紹介した各々の施策をうまく利用すれば、インターネット上で商品やサービスが売れる仕組みを構築することができます。
最初は手探り状態かもしれませんが、試行錯誤を繰り返すことによりきっと売上も倍増するに違いありません。