Webサイトを作るための目的がまだあやふや。まだ制作依頼しないほうがいい?

「Webサイトを作るための目的がまだあやふや。まだ制作依頼しないほうがいい?」のアイキャッチ画像

Webサイトを作る時、最も悩むことが多いのが、「目的をどうするか」ではないでしょうか。
最近では、企業であれば、Webサイトを持っていることが当たり前になってきているので、持っていない企業であれば、ひとまず持ったほうがいいのではないかな?と考えて、制作に着手する人も少ないありません。また、Webサイトを持っていても、「5年も前に作ったもので、デザインが古いから、作り直したほうがいいかな?」と考える人もいるでしょう。
そのため、まずは作ったり、リニューアルしたほうがいい気がしているけど、目的がまだあやふや。そんな状態だけれど、制作依頼していいのかな?と思う人は多いと思います。
私個人的には【目的は決まってから依頼をしたほうがいい】と思います。

それを聞くと、目的は決まっていないし、決め方もわからない!と思われる方もいるかもしれません。
しかし、嘆く必要はありません。ちょっとでも、作りたい。作ったほうがいいかな。と考えているから、この記事を読まれているんだと思います。つまり、作る必要性は感じていて、あとは目的を明確にするだけ。という方が多いのではないでしょうか。

そのため、目的を明確にするためのポイントをお伝えするので、ぜひ、少しでもWebサイトを作る目的を明確にして、Web制作会社に依頼をしてみてください。

◎目的を設定しないとどうなるの!?

目的を明確にしたほうがいいとはよく言いますが、そもそも、目的を明確にしないと、どうなるのでしょうか?

■何の会社かわからなくなる

目的がないまま発信すると、コンテンツの中身もあやふやなまま情報を発信することになります。そのため、例えば必要なコンテンツがなく、ユーザーに何も伝わらない、ということになります。逆に、あれも入れたい。これも入れたい。と、色んな情報を詰め込むと、それはそれで見ている方からしたら、何を言いたいのかわからない、となってしまいます。結果、この会社は何をしているのだろう?何を伝えたいのだろう?となってしまいます。そのため、どういった会社なのか、会社の強みは何か、を明確にしましょう。

■Webサイト制作会社とのコミュニケーションが計りづらくなる

Webサイト制作会社によっては、コンサルティングも兼ねてやってくれる会社もあります。そのため、ある程度目的が曖昧でも、伝えながら一緒に制作していくパターンもあります。しかし、基本的には、目的がなく制作会社に依頼をすると、制作会社も困ってしまい、コミュニケーションにも無駄が発生してしまいます。
お金を払って依頼をしている場合には、修正などが増え、費用が増えてしまう可能性もあります。そして、Webサイトはコンテンツありきになりますが、Webサイト制作会社も、会社の強みを入れられず、一般な情報を入れるなど、薄い情報になってしまいます。
どういうコンテンツがいいか、という草案はしっかりと自社で決めておきましょう。

■作ったまま放置されたWebサイトになる

Webサイトを制作するときに大事になってくるのが、作ったあとにどのような運用をしていくか、です。Webサイトは作って終わりではなく、作ってからどのように運用していくかがとても大切になってきます。つまり、制作をする時、どのような運用をするかも見越して制作することが必要になります。そのため、きちんと最初にどのような運用をしていくかを決めないと、作ったけれど、そのまま誰も手を加えないという、放置されたWebサイトになってしまいます。

◎どのように目的を明確にしたらいいの!?

それでは、目的を明確にしていくためには、何をしたらいいのでしょうか?
しっかりと目的を決めるためには、市場調査をして、競合調査をして、とマーケティングをすることが必要になりますが、ここでは必要最低限大事なことをお伝えします。
それは、「現状把握」「何を伝えたいのか」「誰に伝えたいのか」という3点になります。

■現状把握

現状のWebサイトがどういう状態だから作る、もしくは作り変えたいのか、把握しましょう。
・そもそも持っていないから、営業に行くときに見せるものがない
・今のWebサイトのデザインがださい
・Webサイトからのお問い合わせがまったくない
などなど、Webサイトを作ろうと思う理由があると思います。
そのため、「現状だと何がいけないのか」をまずは明確にしましょう。
そうすることで、どこに向かってWebサイト制作をしたらいいかが見えてきます。

■何を伝えたいのか

現状を把握したら次は、Webサイトで何を伝えたいか?を決めましょう。
・商材の魅力を伝えたい
・会社の方針や考え方を多くの人に伝えたい
・自社の存在を知ってほしい
など、Webサイトを見る人に、何を伝えたいのか?Webサイトを見る人がどういう状態になってくれたらうれしいのかを考えましょう。
・お問い合わせが増えたらうれしい
・アクセス数が増えたらうれしい
・営業先でかっこいいと言われたい
など、どうい状態になったら嬉しいか、という点から考えてもわかりやすいかもしれません。

■誰に伝えたいのじゃ

次に、誰に伝えたいのか?を決めましょう。
いわゆる「ターゲット」と言われるもので、最近では「ペルソナ設定が大切」とも言われます。
ターゲットとは、購入やサービスを知ってほしい層のことを言いますが、ペルソナとは、ターゲットをさらに深く人物設定したものになります。

例えば、ターゲットは、「20代〜30代女性」などと設定するのに対して、
ペルソナは、「山田花子。25歳女性。東京出身。実家ぐらし。一人っ子」など、その人のライフスタイルまで想定しながら決める、仮想の人物像です。
ペルソナを設定することで、より多くの顧客が求めているものを提供することが可能になります。

誰に伝えたいかを明確にすることで、どういった情報を伝えていけば良いかも明確になってきます。

◎まとめ

Webサイトを制作する上で、【目的を設定しないとどうなるの!?】【どのように目的を明確にしたらいいの!?】をお伝えしました。
目的を設定するのに正解はなく、また、一度目的を決めても、時間が立つにつれて、目的が変わってくることもあります。 そのため、まずは方向性を決めたらWeb制作会社に依頼をして、Webサイト制作会社にも相談しながら進めていきましょう。